自然農法を行っている方から、以下の提案があったことがきっかけです。
「自然の中で土に触れ、命の営みに触れることで、豊かな感性を身につけて欲しい・・・。自然農法の圃場を子供たちの“感性教育の場”として提供したい。」
しいたけがどのように出来るのか、成長がどの位でできるのか、実際の体験から学んで欲しいとの思いがあり企画しました。
前日までに木を100本程度用意し、ドリルで穴を開けておきます。当日は、親子でしいたけ菌を付けたチップをきづち等で打ち込んでもらいます。通常、子供達はここまでです。その後はお父さん達に、しいたけの原木として生育場所に運んでもらいます。(今年は子供達にも運んでもらいました)
しいたけ菌を打った木は2年後に収穫となります。
子供も大人も目標が達成できる喜びがあるためか皆さん真剣でした。(特にお母さん!)
友達同士協力して一緒に菌を打ち込んでいる所です。
妹よ、お兄ちゃんのように打つんだよ。(と言ったかどうか・・・)
かなづちできんをうちこむのがおもしろかった。はこんだこともたのしかった。(7歳)
しいたけきんを木に打った。3本目の木に打ちはじめたら、こしがいたくなった。早くシイタケを食べたいと思った。(10歳)
とても楽しそうにトントンとしていました。しいたけとかあまり好きではなかったのですが、自分で菌打ちをしてそれがきっかけで、きのこを食べるようになったんじゃないかなと思います。一緒に体験をしていくということが大切だと思いました。
収穫を体験してもらうとともに、「しいたけ菌の植え付け」を継続することによって、共同作業で助け合う心、自然の中での取り組みにより感性が育っていくのではないかと思います。