活動紹介
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秀明の子育て

推進者
SNN会員シードアカデミーの会
目的
子ども達に野菜作りを通して自然尊重、自然順応の心を芽生えさせ育ててあげる事
活動内容
1000本の夏野菜の苗を作って子供達に提供するプロジェクト
取り組んだ野菜
ナス・トマト・ミニトマト・ピーマン・キュウリ・シシトウ・カボチャ・スイカ
名古屋 / 1000本の苗作り

はじめに

SNN活動の流れを受けて、名古屋にシードアカデミーの会が発足しました。
シードアカデミーの会とは、自然農法で長年自家採種に取り組んでいる、多数の実施者の方が協力して自家採種の種の種類と年数の調査を行い、まとめ、その種を提供する会です。現在、その方たちから頂いた種を活用して、自然農法の普及と自家採種の推進を進めています。
この1000本の苗作りとは、シードアカデミーの会の協力を得て1000本の夏野菜の苗を作って頂き、子供達に提供するプロジェクトです。
 


苗作り

10年以上自家採種されている生産者から種をいただきました。
その後6名の方に1000本の苗作りに挑戦・協力して頂きました。
 

感想

☆ 苗作りでは、その日の天気、気温、湿度によって水のやり方、窓の開け方、成長に従って苗のポットを大きくし、苗の置き方を変えるなど本当に苗の気持ちになってお世話する事を学びました。

☆ 最初、素人が苗を作る事が出来るか不安で断ろうと思いましたが、子供達にどうしても苗を作って育てて頂きたいと責任者からの思いがあり、苗作りを引き受けました。
一番難しかったのは、苗を期日までに育てる事です。アパートのベランダで作っているので、気温の管理ができず芽が出るのがバラバラか、また出なかったりしました。でも、自家採種の種だと何とか芽が出て期日までに育てる事が出来ました。子供達に渡して、後で支部に写真が貼り出しだしてあり、子供達の笑顔をみるのが楽しみです。

☆ ぜひ、みなさんにも感動して頂きたく、苗作りをさせて頂いています。

 


野菜作りに取り組んだ子供達の感想

☆ わたしは、ミニトマトとピーマンのなえをそだてています。ミニトマトが6ことれて、ゆりがぜんぶたべました。とてもおいしかったです。ピーマンも2ことれました。たのしみです。(6歳)
 

☆7月7日ベランダでわたしが、しそをとった。水をみんなでまいにちやったから、とっても大きくなった。うれしかったです。しそってこんなにおいがするんだなーとおもいました。(7歳)
 

☆ わたしのミニトマトがまだ葉っぱだけだったとき、葉やくきをダンゴムシが食べてしまいました。でもミニトマトは、いまも元気に実をならせています。わたしはやっぱり自然農法の野菜はすごいなーと思いました。ミニトマトを食べてみたらあまくて、とてもおいしかったです。(9歳)
 

☆ メロンを植えたときは、かれた様子はなかったのだけど、一週間か二週間たって畑に行ってみると元気だった苗がやせほそっていて、緑だった葉がすべて茶色や黄色になっていました。その時ぼくは、がんばってくれよと思いました。そして、6月26日に畑に行ってみると、メロンは草にうもれて、草をぬいてみると元気なメロンの苗がでてきました。ぼくは、よかったーと思いました。(11歳)
 

☆ 私は今、自分でミニトマトを育てています。前に茎がおれまがってしまったので、ボウをたてています。そしたら、トマトの実が赤くなり、一つたべてみました。とても、甘かったです。また早く食べれたら、いいなと思いました。(11歳)
  


今後の展開

1000本の苗作りのプロジェクトも今年で2年目を向かえ、野菜作りに取り組んだ子供や、自家採種を行った家庭が多くなって来ました。
これからも、一人でも多くの子供達に野菜作りの楽しさと、収穫の喜びをあじわってもらい、また、自家採種の種の普及とより多くの自然農法の野菜が食卓に並ぶようにして行きたいと思っています。その為にも、夏野菜だけではなく、他の季節の野菜の栽培も進める予定でいます。今後もこのプロジェクトを繰り返し展開して行きます。